芸術のはなし-1-

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この世の出来事のなかに「芸術」の出来事があるように思えます。
芸術することを人の営みのひとつの行為だとすることに異論はないと思えます。
人の営みの一つだとしたけれど、ほかにはどんな営みがあるのでしょうか。
基本的には、生きていくための営み、食べる、セックスする、このことです。
単に生きていくだけなら「食べること」でしょうが、子孫を残すことも必要です。
そうするとセックスして子孫を残していくことをしなければなりません。
それだけで済むかといえば、これだけでは済まなくて、共同体を構成します。
共同体はその後になって国家という概念で括られるようになる集団を構成します。
こういう組織化されるなかにあって、人は社会的な人格を得ます。
ところでこの社会的人格から外れて、個としての人になるとき芸術の領域になる。
社会的人格というのがあって、それの対極として、いってみれば芸術的人格がある。
そのように言えるのではないかと、思うようになっています。
社会のなかにあって、社会的人格は、経済活動に組み込まれた人格です。
観念的に考えて、この経済活動から外れるところに芸術活動が生じてくる、と。
(続く)

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